ワイルドカードマスク計算機 — サブネットマスク変換とACL・OSPF設定の生成
プレフィックスやサブネットマスクとワイルドカードマスクを相互変換。非連続ワイルドカードが実際に一致するアドレスも表示し、CiscoのACL・OSPF network文、YAMAHA RTXのip filter、iptablesの設定行を生成します。
🔒 すべてあなたのブラウザ内で動作します。入出力データはサーバに送信・保存されないため安全です。
ACL行の生成
よく使うマスク
行をクリックすると入力に反映します。
| プレフィックス | サブネットマスク | ワイルドカード | アドレス数 |
|---|---|---|---|
| /8 | 255.0.0.0 | 0.255.255.255 | 16,777,216 |
| /12 | 255.240.0.0 | 0.15.255.255 | 1,048,576 |
| /16 | 255.255.0.0 | 0.0.255.255 | 65,536 |
| /17 | 255.255.128.0 | 0.0.127.255 | 32,768 |
| /18 | 255.255.192.0 | 0.0.63.255 | 16,384 |
| /19 | 255.255.224.0 | 0.0.31.255 | 8,192 |
| /20 | 255.255.240.0 | 0.0.15.255 | 4,096 |
| /21 | 255.255.248.0 | 0.0.7.255 | 2,048 |
| /22 | 255.255.252.0 | 0.0.3.255 | 1,024 |
| /23 | 255.255.254.0 | 0.0.1.255 | 512 |
| /24 | 255.255.255.0 | 0.0.0.255 | 256 |
| /25 | 255.255.255.128 | 0.0.0.127 | 128 |
| /26 | 255.255.255.192 | 0.0.0.63 | 64 |
| /27 | 255.255.255.224 | 0.0.0.31 | 32 |
| /28 | 255.255.255.240 | 0.0.0.15 | 16 |
| /29 | 255.255.255.248 | 0.0.0.7 | 8 |
| /30 | 255.255.255.252 | 0.0.0.3 | 4 |
| /31 | 255.255.255.254 | 0.0.0.1 | 2 |
| /32 | 255.255.255.255 | 0.0.0.0 | 1 |
ワイルドカードマスクはサブネットマスクのビット反転です。0のビットは一致必須、1のビットは無視。0.0.0.0は1台(キーワード host)、255.255.255.255はすべて(any)。CiscoのACLやOSPF/EIGRPのnetworkコマンドはワイルドカード、ルートやインターフェースのマスクはサブネットマスクを使います。
このツールについて
このワイルドカードマスク計算機は、プレフィックス長・サブネットマスク・ワイルドカード(逆)マスクを相互に変換し、そのワイルドカードが実際にどのアドレスに一致するかを示します。一般的なサブネット計算機では説明できない非連続ワイルドカードにも対応しています。アドレスを入力するとルーターと同じように正規化し、ホスト部にビットが立っている場合は警告したうえで、Cisco IOSの標準・拡張・名前付きACLとOSPFのnetwork文、さらに同じ条件のYAMAHA RTXのip filterとLinuxのiptablesルールを、そのまま貼り付けられる形で生成します。処理はすべてブラウザ内で完結します。
よくある質問
ワイルドカードマスクとは何ですか?サブネットマスクとの違いは?
ワイルドカードマスクは、アドレスのどのビットを比較するかをルーターに指示するものです。0のビットは一致が必要で、1のビットは無視されます。これは1のビットがネットワーク部を表すサブネットマスクとちょうど逆です。たとえば/24はサブネットマスクなら255.255.255.0、ワイルドカードなら0.0.0.255になります。サブネットマスクは「ネットワークそのもの」(インターフェースやルート)を表し、ワイルドカードは「ルールが何に一致すべきか」を表します。そのためCiscoのACLや、OSPF・EIGRPのnetworkコマンドではワイルドカードを使います。
サブネットマスクをワイルドカードマスクに暗算で変換する方法は?
各オクテットを255から引くだけです。255.255.255.224は0.0.0.31、255.255.240.0は0.0.15.255、255.255.255.252は0.0.0.3になります。連続したマスクなら、ワイルドカードの0でない最後のオクテットは常に「ブロックサイズ − 1」(32 − 1 = 31)になり、一致するアドレス数はワイルドカード中の1のビット数をnとして2のn乗です。ツール内の早見表に、よく使うプレフィックスの両方の表記をまとめています。
ワイルドカードマスクは非連続にできますか?その場合何に一致しますか?
できます。CiscoのACLは各ビットを独立して判定するため、任意のビットパターンを受け付けます。192.168.1.0 0.0.0.254は192.168.1.0/24のうち最下位ビットが0のアドレス、つまり偶数の128個に一致し、10.0.0.5 0.255.0.0はすべての10.x.0.0ネットワークのホスト.0.5に一致します。強力ですが読みにくく、YAMAHA RTXのフィルター、iptables、プレフィックスリストやルートのマスクでは表現できません。そのためこのツールは一致するアドレスの例を表示し、連続したブロックに分ける必要がある場合はその旨を示します。
ACLに入力したアドレスがルーターで書き換えられたのはなぜ?
ワイルドカードで無視されるビット位置に、アドレス側でビットが立っていたためです。permit 192.168.10.5 0.0.0.255と入力すると、最終オクテットは判定に関係しないので、Cisco IOSは192.168.10.0 0.0.0.255として保存し、ルールは/24全体に一致します。意図していたであろう1台のホストではありません。この計算機は正規化後のネットワークを表示し、こうしたケースで警告を出します。1台だけに一致させたい場合はワイルドカード0.0.0.0を使い、IOS上はhost 192.168.10.5と表記されます。
OSPFのnetwork文のワイルドカードは実際に何をしているのですか?
広告するプレフィックスではなく、インターフェースを選んでいます。プライマリIPアドレスがアドレスとワイルドカードに一致するすべてのインターフェースでOSPFが有効になり、そのインターフェースの接続サブネットが実際のマスクで広告されます。network 10.0.0.0 0.255.255.255 area 0なら10.xのインターフェースすべてで有効になり、network 10.1.1.1 0.0.0.0 area 0ならそのIPを持つインターフェースだけで有効になります。後者が最も厳密で、よく推奨される書き方です。インターフェースでip ospf 1 area 0を使えばワイルドカード自体が不要です。